運営サイドに「愛すべきキャラクター」は必要か否か(1)
そもそも発端は「公式BBSについてどうよ?」から始まった話でして、その流れで掲示板に顔を出す運営サイド→よい意味でもわるい意味でもいじりがいのある運営サイドという流れになりました。
1)Ultima OnlineにおけるGM・Counselor、そしてSage Sundi氏
一番長いこと身を置いてますのでよくわかる分野ではあります。黎明期におけるGMは小鳥の姿でやってきたり炎の中から現れたりとちょっとしたサービスをしてくれることで有名でした*1。またCounselorはユーザーサイドに近い立場*2であるため経験を基にしたアドバイスをもらえたりします。日本シャードにおける一番有名なGMというとGM Sundial=Sage Sundi氏*3です。元々カウンセラーから入った氏はGMを経て最終的には総括する立場までのぼりつめておりますが彼の行動の中で中心になっている部分が「コミュニティ」だったと思います。そういう環境であったからこそ下にいるGMを初め運営サイドがユーザーに対してコールにしてもイベントにしても「マニュアルだけじゃない部分」を出せたのではと思います*4。
彼が旧EASq時代での最大の功労といえるのが公式BBSだと思います。今までですと運営サイドに意見するにはGMコールもしくはメール、議論するにしても各コミュニティなり大規模BBS*5に限られていたわけですがそこからなかなか有益な意見はスポイルされていない状況でした。以前より公式BBSについては各方面から設置の要望がでていましてずっとその要望の声がつづいてましたから日本公式には作ってもらえないかもしれない、という声もありました。そんな中やっとのことで公開されたのは氏の力が一番大きかったのではと思います。日本公式から本家に要望が行かないと皮肉られたことも多々ありましたがそれでも次回実装予定についてのアンケートが実施されたり不具合に関して議論したりと十分にその意義は発揮していると思います。
そのSuge Sundi氏はFF11公開を前にスクウェア側に移籍、現在はEQ2関連で動いているようです。EQ2において「コミュニティ形成」を重視されているようなのでコミュニティ関係については期待したいと思います*6。
話は戻りまして、UOにおける運営サイド-GMやCounselorが愛されるか。一に極端に高圧的な態度で出ないところ。時と場に応じては高圧的な態度ででますが比較的フレンドリーな方が多いと思います。二に彼らが主催するイベントの流れについて。あくまでもストーリーが根底にある中でユーザーサイドにその流れをまかせてしまう、たまに死にイベントのように死体が山盛りになるようなものもありますが流れを見て楽しみ、実際に参加して楽しめます。
存在を含めていじりがいがありますのでよくFlashのネタにされたり愛するが故にファンサイトまで作ってしまう方もいます*7。それは前述のとおり「マニュアルだけじゃない部分」が成せる業なのではないでしょうか。